さよなら人魚姫

 私、人魚姫だから大人しく泡になるの。言いながら少女の背丈はどんどん縮んでいく。足元からずぶずぶ水泡に帰してゆく。あぶく塗れの唇は最期に微笑んでいた。次は自分だけを愛するために生きたいわ。