カガミの忠告

「絶対なんて言葉、使わない方がいいよ。そんなの、人を騙す奴か、そういう奴らに騙される人しか使わないから」

 諦めたような声が時計塔に響く。

 行きては戻る振り子を眺めながら、貌のない青年は仮面の下で笑った

「まあ世の中には絶対に、その二種類の人間しかいないらしいけどね」