執事と迷子

「枝を倒した方向に進めば間違いはないね」

『それは必ず迷うという意味で仰っているのでしょうか?』

「自分の家に戻る道こそが正しい道だなんて、そんな素敵なこと誰が言ったんだろう」

『確かそれは、昨晩の僕の寝言だったと思いますよ』