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護衛屋と商店街男子達

■鋏屋

お兄さんと妹分。仕事の悩みとか、何か行き詰まると鋏屋に相談しに行く。他の商店街面子も何かあると、とりあえずビールのノリで、「とりあえず鋏屋に話にいくか」となるが、鋏屋の対応が護衛屋に対しては親身になるというか。他の面子が持ってくるのは大抵仕事上の厄介事なので(不始末記のように)、内面や心に関わる柔らかい部分の悩みを持ち込む護衛屋には、一人の人間として向き合う事が多いのだと思う。

 

■執事

お互いがお互いに描いているイメージがあって、これまたお互いにそのイメージを壊さないようにと気をつけているので大変清く正しいお付き合いになる。護衛屋は、どうぞと差し出される手にもいちいち赤面してしまうようなお年頃。

 

■古物屋

薄情な古物屋おじさんがほとんど唯一、感情を揺さぶられる相手。姪っ子が絡むと途端に、おろおろしたり、ふふんと得意げになったり、頼って欲しかったりする大叔父さん。古物屋が過保護気味なのは、自分がまだまだ不甲斐ないせいだと護衛屋は考えているので、益々自立心が高まり、おじさんはちょっぴり寂しい気持ちになっている。

 

■案内屋

今後、案内屋の猛烈なアプローチが始まりそうな予感がしている。案内屋にとっては執事に次いで、ちゃんとした人間に見える貴重な人間。たまにノイズが走って肉塊のようにも見えるのだが、その二重写しが余計に「この子は助けられるかもしれない(肉塊側から人間に引き戻さなければ)」という焦燥を掻き立てられるしい。そこに恋心はあるのだろうか、多分ある。

 

■菓子屋

女子会しよう!奇矯な振る舞いの目立つ菓子屋だけども、きちんと乙女心を心得ているから、賑やかで楽しい友人デートになりそうな予感。と思っていると予期せぬ場面でふりっふりのお洋服を着せられそうになるので、ブティックのある通りを歩く時には若干警戒する護衛屋。