俺と私の処世術

「こんにちは、アカリさん。今日も元気いっぱいですね」

「うん! 昨日ね、カガミに……しょせいじゅつ、教わったの」

「それはまた……随分と難しい事を教えてもらったのですね」

「初級編。受け取ったサプライズプレゼントが思ったよりも残念だった時、いかにして相手をガッカリさせずに、わあこれ欲しかったんだの一言を言うか!」

「え……」

「大切なのは間なの。しょぼいプレゼントを目にした瞬間の空白を相手に悟られないように、瞳をキラッキラさせて相手の目を見て……わあ、これ欲しかったんだ! って言うんだよ!」

「……なんという事でしょう」

 

「カガミさん。アカリにあまり変な事を吹き込まないで頂けないでしょうか」

「ちょ、待って、なんで午後のお茶を楽しんでいる俺の目の前に、突如として怒り心頭の神父さんが殴り込んで……」

「省みてくださらないなら、私にも考えがあります……」

「拳銃を取り出した人間の考える事は一個だけデスヨネ!?」