四行小説/群青劇

四行小説/群青劇 · 2019/07/31
◆一夜の夢...
四行小説/群青劇 · 2019/07/31
◆例えば人魚姫の歌...
四行小説/群青劇 · 2019/07/31
◆古物屋主従の漫才...
四行小説/群青劇 · 2019/07/31
◆行き先はあの月まで...
四行小説/群青劇 · 2019/07/22
空の侵略  どこからともなく放たれる風船が群れとなって、都市の青空を埋め尽くさんとしていた。観光客から、どこかで祭りでもやるのかと問われる。浮かれた質問を受けて、先導する案内屋は真面目な顔のまま近くの喫茶店を指差した。...
四行小説/群青劇 · 2019/07/22
表舞台  古物屋は、夜の帳の綻びを探して歩いていた。ほとんどの者が寝静まった夜半に、お粗末な暗幕の裏側を覗いてやろうと考えている。先導するのは案内屋の白い影、夜闇が捲れている場所があると言い出したのは、そもそもこのガイドマンだった。...
四行小説/群青劇 · 2019/07/22
御伽噺  護衛屋は唐突に、今よりもっと幼かった頃、親代わりの勇者達が読み聞かせてくれた絵本のエピソードを思い出していた。見た事もないような奇天烈な世界で、主人公は矢継ぎ早に騒動へ巻き込まれる。当時ただの少女だった護衛屋は、絵本の中を奔走する同じ年頃の彼女に同情した。それと同時に、いつも不思議に思っていた事がある。...
四行小説/群青劇 · 2019/07/12
荘厳に  血のような夕暮れだ、と執事は思った。雑居ビルの屋上に柵は無い。コンクリートの縁に腰かけて子供のように足をぶらつかせている。陽に透かした自分の掌も同じ色に浸った。少女にも似た無邪気さで唇へ弧を浮かべながら、切望の表情は破滅的な願望に取りつかれた悲劇の男にも似ている。だが執事はそのどちらでもなかった。...

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